装置の架台・フレーム組立等、大型製缶板金加工品に
関するお困りごとはお任せ!
Useful information
2025.10.08
設備ユニット・部品 コストダウン調達センターで様々な工法・技術を有する企業と協業し、積極的なVA・VE提案を行っています。今回、ご紹介するのが、アルミ鍛造を活用したコストダウン提案です。
海外での採用実績が多く、国内でも転用可能な用途として液化水素タンク、ガス水素タンクや液体窒素タンクの製造に応用できると考えています。高い品質と安全性が求められる製品の製造において、アルミ鍛造がもたらすコストメリットと、調達ノウハウについて詳しく解説します。

液化水素タンク、ガス水素タンクや液体窒素タンクは、高い気密性と強度が必要とされるため、従来は切削加工や溶接による製缶が主な製造方法でした。しかし、これらの工法は材料の歩留まりが悪く、加工に手間と時間がかかるため、コストが高くなりがちでした。
ここで当社からご提案しているのが、アルミ鍛造という工法です。このアルミ鋳造をタンク製造に適用することで、以下のようなコスト削減が期待できます。
切削加工では、完成品の形状に合わせて塊状の材料から削り出すため、多くの部分が切りくずとして廃棄されます。一方、鍛造では、必要な形状に限りなく近い形で成形ができる(ニアネットシェイプ)ため、材料の歩留まりが飛躍的に向上し、材料費を大幅に削減できます。
さらに、複雑な形状でも一体成形が可能なため、複数の部品を溶接でつなぎ合わせる必要がなくなり、溶接コストも削減できます。
鍛造は、複雑な形状でも一回の工程で成形できます。これにより、切削や溶接、組立といった複数の工程を削減することが可能です。
特に、構造が複雑化するタンクの場合、鍛造による一体成形は加工時間と手間を大きく削減し、コスト削減に直結します。
当社が手掛けるアルミ鍛造ソリューションは下記のような特徴があります。
設備ユニット・部品 コストダウン調達センターでは、お客様の製品の設計段階から連携し、よりコスト効率の良い設計変更を積極的に提案します。過剰なスペックを見直したり、鍛造の特性を活かした形状にすることで、材料費や加工費を削減します。
一般的に、タンク構造というと複数部品を溶接でくみ上げ、加工・製造を行います。しかし、工数・工程が増えればコストアップは避けられません。一方、鍛造化は複数部品の一体化ができるため、後工程での工数を削減することができ、コスト削減が可能です。
さらに、水素タンクのような中~大ロットの品の場合には工法の見直しによるコストメリットはさらに高まります。加えて、当社では熱間鍛造を想定した素材選定・提案を行っており、機能性を失わず、成形性を担保でき、コストダウンにも寄与できる素材のご提案をさせていただきます。
スガナミ物産は、単なるコスト削減にとどまらず、【Quality(品質)】【Cost(コスト)】【Delivery(納期)】のQCDすべてにおいて高いパフォーマンスを提供します。特に、液化水素タンク、ガス水素タンクのような高い安全性が求められる製品では、品質が最も重要です。スガナミ物産は、サプライヤー選定から製造過程の品質管理、納品後のアフターフォローまで、一貫した品質保証体制を整えています。
また、国内外に広がる強力なサプライヤーネットワークを活用し、お客様の多様な要望に対して最適なサプライヤーを選定。競争力のある価格での調達を実現すると同時に、柔軟な納期対応も可能にしています。

スガナミ物産は、お客様の調達におけるあらゆる課題に対して最適なソリューションを提供します。液化水素タンク、ガス水素タンクや液体窒素タンクのような特殊な製品の調達において、アルミ鋳造の活用は大きなコストメリットをもたらします。長年にわたり培ってきたノウハウと、国内外に広がるサプライヤーネットワークを最大限に活用し、お客様の企業価値向上に貢献します。
同カテゴリーのお役立ち情報