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食品機械・製造装置の部品調達でお悩みの方へ
コストと品質を両立させる部品調達ソリューション

2025.10.08

設備ユニット・部品 コストダウン調達センターでは、食品機械や食品製造装置の調達担当者・設計担当者の方にむけた部品調達サービスを行っています。昨今、人手不足・賃金の上昇、インバウンドなどもあり、食品業界はコロナ禍以前の盛り上がりを見せています。

当社では、そのような背景を踏まえ、食品機械・食品製造装置向けの部品調達サービスを強化しています。食品業界の特性として、商品(食品)の安全性を確保するために、部品一つひとつに高い品質と衛生基準が求められます。

一方で、激しい競争環境の中、コスト削減も不可欠な課題といえます。当社では、長年にわたり産業機械部品の調達で培ってきた知見と、国内外に広がるサプライヤーネットワークを最大限に活用し、この相反する課題を解決する最適なソリューションを提供しています。詳しくは下記をご覧ください。

1.食品機械・製造装置のコストダウンを実現する多角的視点

部品調達活動においてコストダウンを実現するための手法として、”価格交渉の仕方”が議論によくなりますが、価格交渉だけでは現実的には限界があります。そこで当社では、設計段階の見直しから、材料選定、加工方法の最適化まで、多角的な視点で調達コスト削減を提案しています。当社がコストダウンを実現するために重視する3つのポイントについてお伝えいたします。

1.設計段階での見直し

一番、効果が高いといわれているのがVE提案です。一般的に設計をされる方々は自社の装置・製品の付加価値を最大化させることを念頭に設計を行われます。その過程で意図せず、過剰なスペックや複雑な形状を設計してしまい、材料費や加工費の増加に直結する場合があります。

当社ではお客様の要求仕様をヒアリングし、必要な機能と性能を保ちながらコストを抑える設計変更案を積極的に提案しています。例えば、板厚の最適化や溶接箇所の削減、標準部品の活用などです。実は、市場に流通している板厚から逆算して設計するだけでも材料コストの抑制に非常に効果的です。調達活動のプロフェッショナルである当社だからこそ、市場性も加味したご提案が可能です。

2.最適な材料選定

食品機械の部品には、耐食性、洗浄性、耐久性が求められるため、一般的にステンレス鋼が使われます。当社では、SUS304やSUS316Lなど多様なステンレス鋼の中から、使用環境や用途に応じて最適な材料を選定し、無駄なコストを削減するご提案をいたします。また、用途をうかがう中で耐食性がそれほど求められない場合は「鉄+表面処理」を代替案としてご提案することで採用された実績もあります。昨今、インフレが進み、ドル円相場の影響もあり、輸入材料を中心として価格が高騰しています。用途によっては、表面処理を施した鉄材でステンレスと同等の性能をより低コストで実現できる場合がありますのでお困りの案件がありましたら、お声がけください。

3.加工方法の最適化

製缶、板金、機械加工など、最も効率的でコストを抑えられる工法を、サプライヤーとの密な連携によって選定し、ご提案することも可能です。

例えば、素材価格の高い製品の場合、切削の一体ものという考えから、2部品構成+溶接という考えを取り入れることでコストの削減ができる場合があります。溶接手法の工夫や切削加工における最適な工具の選定といった細部の見直しが、大きなコストダウンにつながる場合もあります。参考価格や、希望価格がありましたら、コメントをいただけると提案もしやすくなりますのでぜひお声がけください。

2.食品機械の部品調達サービスのQCD(品質・コスト・納期)に関する取り組み

当社のサービスは、単なるコスト削減に留まらず、「Quality(品質)」「Cost(コスト)」「Delivery(納期)」のすべてにおいて高いパフォーマンスを目指しています 。食品機械の部品は、品質が製品の安全性や生産性に直結するため、特に重要といえます。品質の点での安全性はもちろんのこと、コスト・納期なども意識したご提案をいたします。

1.品質保証体制

サプライヤーの選定から製造過程の品質管理、納品後のアフターフォローまで、一貫した品質保証体制を構築しています 。サプライヤーと共有した品質基準に基づき、定期監査を実施することで、製造プロセスの透明性を確保しています。試作から量産までの各工程で詳細な検査報告書を提出し、安心して使用できる品質管理を徹底しています。国内外問わず、サプライヤーの工場は定期監査し、当社が品質面における責任を持ち、対応しています。

2.柔軟な納期対応

国内外のサプライヤーとの密な連携により、柔軟な納期対応が可能です 。緊急対応や短納期案件にも迅速に対応できる体制を整え、お客様の工場を止めない・受注機会を逃さないことを目指しています 。当社の「選ばれる理由」では、幅広い製品で最適なサプライヤーを選定し、品質とコストを両立させた実績を紹介しています。詳しくはこちらもご覧ください>>>

3.食品機械部品でニーズがある特殊素材にも対応!二相系ステンレスへの加工対応力

スガナミ物産の強みの一つは、国内外に広がる強固なサプライヤーネットワークです。QCDの観点でのパフォーマンスを最大化させるとともに、加工対応ができる企業が少ない・希少性の高い技術を持つサプライヤーなども調達ネットワークに属しているため、複数社に聞いて回らないと調達ができないなどの手間をなくすことが可能です。

例えば、二相系ステンレスのような特殊材料の調達・加工が挙げられます。二相系ステンレスは、優れた耐食性と強度を兼ね備え、化学プラントや食品製造装置など多くの分野で採用されますが、その加工は難易度が高く、対応できる国内サプライヤーは限られています。

当社では、二相系ステンレスの特性を熟知したエンジニアが在籍し、国内外の実績豊富なサプライヤーと連携することで、高品質を保ちながらコスト競争力のある調達を可能としています。関連コンテンツ「二相系ステンレス製大型製缶板金加工サービス」では、当社のネットワークを活用してコストを抑制した実例を多数紹介しています。詳しくはそちらをご覧ください。

食品機械の部品調達や、二相系ステンレス製品の調達でお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。お客様の課題を丁寧にヒアリングし、最適なコストダウン調達サービスを提案いたします。

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