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大型ダクトとは?コストダウン調達のポイントを解説

2024.10.09

製造品について

1.大型ダクトとは?

大型ダクトとは、主に空気や煙、粉塵などを効率的に移動させるために使用される、大型のダクトを指します。一般的に、工場、ビル、または商業施設などで見られ、換気や空調、集塵などの目的で利用されます。大型ダクトは、流量や圧力を考慮して設計され、当社が過去製造した実績のある製品としては、鉄・ステンレス製などのダクトがあり、内部を通る気体や周辺環境により、耐久性・耐食性などのニーズが異なり、適切な材料選定がポイントと言えます。

下記では、これまで大型製缶加工・機械加工受託センター.COMが手掛けてきた鉄鋼所向けの集塵ダクト・水冷式ダクトなどを中心にダクトの種類と製造方法・コストダウン調達のポイントなどをお伝えいたします。

2.当社が過去手掛けてきたダクトの種類について

2-1.水冷式ダクト

水冷式ダクトとは、冷却媒体として水を利用して空気を冷却するダクトシステムのことです。このシステムでは、冷たい水がダクト内を循環し、周囲の空気を冷却して、温度を下げる役割を果たします。

主に、ビルや工場などの空調システムや冷却装置に利用され、エネルギー効率が高いとされています。また、水冷式ダクトは、特に高温環境下での冷却効果が優れているため、過熱を防ぎ、快適な作業環境を提供することができます。

2‐2.集塵ダクト

集塵ダクトとは、工場や作業場において発生する粉塵や微細な粒子を効率的に集め、排出するための配管や設備のことです。通常、集塵装置と接続されており、空気中の有害物質を除去して作業環境を改善するために使用されます。集塵ダクトは、健康や安全を守るために重要な役割を果たします。

3.大型ダクトのコストダウン調達のポイント

大型ダクトのコストダウン調達において最も重要となるのが、サプライヤー選定です。

先ほどもお伝えした通り、大型ダクトと一区切りに行っても、用途や内部を通す気体によって構造も様々です。「ダクト専門!、ダクトが得意だ!」と謳っているメーカーでも精度・サイズという点で詳細を詰めると、見積を断られてしまう・孫請けに依頼をするといった場合もあります。結果として、コストが求めるレベルに見合わず、サプライヤー選定を再度しなければならなくなったり、依頼はしたものの、当初の要求精度・品質を満たさない製品ができあがるなど調達活動の長期化・満足のいく製品の確保が難しくなってしまいます。

では、どうすればよいのか?というと、多岐にわたるサプライヤーを抱え、適切な発注先選定ができる調達代行を得意とする企業に依頼をされることが良いと言えます。

当社では、国内外に複数のサプライヤーを持ち、お客様の要望に合わせ、QCDすべての点で最適な 調達活動が出来る点に強みがあると考えています。特に品質面において、海外サプライヤーの製作品には不安を持たれる場合がありますが、工場の自主検査と現地に駐在している当社の現地社員による検査、また 必要であれば日本から当社社員が直接工場へ行き検査をしています。 価格面でも複数社へ見積依頼することで為替などの影響も考慮した適正価格での調達が可能と言えます。

お困りの案件がありましたらお問い合わせください。 下記に当社が過去手掛けた製作品の一部をご紹介していきます。

4.大型ダクトの製作実績をご紹介

1.クーラー用 大型ダクト・煙突

本製品は、大型製缶加工・機械加工受託センター.comで手掛けたクーラー用 大型煙突という製品です。特長としては、サイズがW7300×H4600×L16000と20メートル近い大型製缶品である点で、国内では仮組みが出来ないほどであったため中国で製造を行いました。

2.排ガス用ダクトのサイレンサ-防音ユニット組立品-

本製品は、大型製缶加工・機械加工受託センター.comで手掛けた排ガス用ダクトのサイレンサという製品です。

本製品は、構造としてダクト内部にグラスウールを消音材として使用しており、排ガスシステムで発生する振動を緩和し騒音を抑えるユニットとして機能します。使用した材質は、ダクト本体は防錆性などを考慮してSUS316Lを採用し、強度補強のためのリブはSS400を採用しています。

3.煙道用 水冷式ダクト

本製品は、大型製缶加工・機械加工受託センター.comで手掛けた煙道用 水冷式ダクトです。工場内で使用されるダクトで、ダクト表面の凸部分に冷却水を流す構造となっています。冷却水は循環させるものであるため、凸部分には気密性が求められ、納品前に水漏れ試験を行うよう指示がありました。

4.高精度テーブルベッド

大型製缶加工・機械加工受託センター.comが手掛けた水冷用ダクトという製品です。

本製品は内部構造が二重管構造となっており、冷却水を流すことでダクトを通る気体の温度を下げる役割を果たします。一番のポイントが二重管構造となっている箇所の気密性にあり、製品は工場内で製造した後に納品前の水漏れ試験を行っています。

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