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ステンレスの製缶板金加工・機械加工について

2023.09.04

材質・素材特性について

ステンレス(SUS)というのは難削材と呼ばれる素材の一つで、鉄(Fe)を主成分にして、これにクロム(Cr)やニッケル(Ni)を含有させた合金です。 一般的には、クロムを11%以上含有させた鋼をステンレスと定義されています。これはクロムが11%以上になると、錆びにくさ(耐食性)が飛躍的に向上する 性質から来ており、耐熱性の非常に高い材質といえます。こちらのページではステンレス材の特性ならびに、当社がこれまで提供してきた事例について紹介いたします。

ステンレス(SUS)の素材特性について

ステンレス(SUS)材とは難削材の一種で大別すると、4つほどの種類に分けることができる材質です。

  • オーステナイト系ステンレス(SUS)
  • フェライト系ステンレス(SUS)
  • マルテンサイト系ステンレス(SUS)
  • 二相系ステンレス(SUS)

■ オーステナイト系ステンレス(SUS300系)

オーステナイト系ステンレスはSUS304材に代表される素材です。ステンレスというと、このオーステナイト系ステンレスを指し、一般に延性および靭性に富み、さらに耐食性も優れ、低温、高温における性質もよい材質といえます。

当社で加工実績のある材質としては、SUS303・SUS304・SUS304Lや、SUS316・SUS316L・SUS316J1・SUS316J1Lなどの実績があります。この材質特性を持つためにステンレス材は、幅広い用途に用いられており、化学系、医薬品系、食品系、電力系などに広く用いられています。

■ フェライト系ステンレス(SUS400系)

フェライト系ステンレスというのは、SUS430材に代表される素材です。このフェライト系ステンレスは、耐食性の面でも優れており、クロムの含有率を上げることで、耐酸化性・耐食性の面でさらに強化することができます。

■ マルテンサイト系ステンレス(SUS410 や SUS420J2など)

マルテンサイト系ステンレスというのは、SUS410材に代表される素材です。このマルテンサイト系ステンレスは、焼き入れを行うことで効果する材質です。特長としては、高強度、耐食・耐熱性という特性を持っています。

■ 二相系ステンレス(SUS312・SUS318・SUS329など)

二相系(オーステナイト・フェライト系)ステンレスは、先に紹介したオーステナイト相とフェライト相からなるステンレス材であり、優れた強度と耐食性を保有しています。代表的なものに、SUS329J1、SUS329J4Lなどがあります。他にもS31254・S31803・S32750・S32760などがございます。また、塩化物環境下での耐食性、腐食性を有していることから、化学プラントや海水機器等の特殊な環境でも利用される材料といえます。本製品の特徴としては、簡単にまとめると、フェライト系・オーステナイト系材料のメリット・特長を保有している材質です。

ステンレスの加工実績をご紹介

1.ステンレス、二相系ステンレス製缶品

二相系ステンレスの製缶板金加工品に関するご紹介です。二相系ステンレスは、化学薬品・水処理施設・食品などの用途でよく使用され、ろ過装置・温水タンク・スプレー冷却装置等などで実績がございます。ステンレス系の中でも二相系ステンレスは扱いが難しく、溶接工程においては、経験豊富な作業者が必要となります。

2.ハースロール

ハースロールという製品です。用途としては、薄板鋼板を製造する工程で使用されます。本製品は、SUSシャフトと、パイプ・ハブで構成されています。パイプは、海外にて遠心鋳造にて製造し、そのほかの部品は切削加工で仕上げています。

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