大型製缶加工とは?コストダウン調達のポイント解説!

2024.03.13

加工技術について

製缶加工は、当社が鉄鋼業や、電力エネルギープラントなどで使用されることが多く、様々な産業機械や機械部品を加工する方法としてよく使用され鵜ます。今回は製缶加工の中でも数m～数十mの大型製缶加工についてお伝えをいたします。加えて、当社が得意としている大型製缶加工品のコストダウン調達のポイントを解説いたします。大型製缶加工・製缶加工品についてコストを抑えた調達を検討したい・サプライヤーが十分でなく発注先に困っているという方は是非ご一読ください。

製缶加工とは?

製缶加工とは一般的には管材・形鋼材を加工することを指す言葉として使用されます、もう少し広い概念として溶接を伴う加工品全般を指す場合があります。

また、鉄やステンレス等の板材・管材・形鋼材に対して、切断・曲げ・溶接などの加工をすることによって、装置の架台フレームや、3次元的な立体形状を持つ構造物を作り上げる工法は、製缶板金加工とも表現されます。明確な定義づけはないため、サプライヤー探しをされる際には各社が指す加工内容について十分に確認いただく必要があります。

さらに、製缶加工は板金加工と比較をされる場合もありますが、板厚や溶接の有無によって使い分ける場合が多く、立体形状・より複雑な3次元形状を製造できるという加工方法が製缶板金加工と認識いただければ問題はありません。

当社がこれまで手掛けきた製缶加工品の具体例としては、架台・デッキ・バケット・タンクなどといったものや、数十mクラスの製缶板金加工品というと製鉄所などで使用されるクレーンガーター・ダクト・フレームなどがあり、様々なサイズが製造可能であるという点が当社の特長と言えます。

大型製缶品のコストダウン調達のポイント

”大型”というと、企業様・ご担当者様によって扱われている製品群が異なるので、持たれる印象も異なります。当社では大型製缶品の具体的な定義はありませんが、公道の運搬に申請が必要、また、大きすぎて公道の運搬ができないものは”大型”という様に考えており、鉄鋼をはじめプラントなどで使用されることが多い設備・機械の構成ユニットと呼ばれる製品群をQCDすべての点で最適なサプライヤーを持ち、国内外からお客様の要望に合わせ、調達活動ができる点に強みがあると考えています。

では、なぜ商社である当社が大型製缶品の調達代行をしているのか?というとやはり、サプライヤー探しが非常に難しいと言えるからです。

3mクラスの架台・フレームというと要求精度にもよりますが、国内でサプライヤーを探すことはそこまで難しくはありません。一方で5m、10m,それ以上のクラスとなると、公道の制限や、仮組立てが必要であっても国内の製作工場では実施する場所がないなどといったことから、数はどんどん限られてしまい、1社からの購買となると価格も言い値となり、調達活動は難しくなります。

そこで、当社では国内外で複数社のサプライヤーを抱え、お客様がQCDにおいて重視する点をお聞きし、要望に沿ったサプライヤーの選定・提案活動をさせていただきます。サプライヤーの選定・提案活動をさせていただきます。複数社購買とすることで為替などの影響も考慮した適正価格での調達が可能となりますし、公道の制限がありましたら海上輸送という手段もございます。また、当社の起用する海外工場であれば、敷地内で仮組立てを実施して工場出荷前に取合確認の検査をすることで、使用現場のライン外で取合確認をする必要が無くなり、生産ラインへダイレクトに据付が可能になるなど、適切なサプライヤーが提案出来ます。

お困りの案件がありましたらお問い合わせください。下記に当社が過去手掛けた製缶品の一部をご紹介しています。併せてご覧ください。